投資銀行家への道

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2005年 09月 23日

原油高 -- 何故?

e0040531_0102733.jpgそれにしても最近の原油高には目を見張るものがある。この分野については私はまったくの素人だが、ハイオクがリッター140円を超えるような状況で一金融マンとしてそのrationaleについてno ideaというのも情けない話なので、色々考えたみた。


当然物の値段には、ファンダメンタルズと需給の要素によって成り立っていると思うのだが、今回の原油高の背景にあるのは一体なんなんだろうか。ここ最近のハリケーンによる石油製品の供給不安が短期的な需給要因だとすれば(環境問題を受けた、ここ最近のタンカー製造への規制も結果として阻害要因か? どうも相当タンカーが不足している模様)、ここ数ヶ月に及ぶ高止まりの背後には何らかのファンダメンタルズが作用しているに違いない。

となれば考えつくのは石油需要国であると米国と中国の動向だろうか。確かに著しい発展をみせる中国では車がバンバン売れているようだし(これがバブルかどうかはさておき)、米国においても年初来40%近くガソリン価格が上昇しているにも拘わらずガソリンの需要に衰えはないようだ。現に米国での車の売れ筋は依然としてSUVに代表される燃費の悪い車と聞く。もともと日本と比較してガソリンが安い米国ではあるが、そんな強気な消費動向の背景にあるのが住宅バブルであることに間違いはないだろう。資産効果が続く限り、需要の価格弾力性は低いのだろう。

しかし、どうにもこのドラスティックな原油高を説明するにはいささか説得力が薄いような気がする。特に70年代の原油高のように生産国による恣意的な戦略要素がないだけに、単なる需要が堅調だからというだけでは50%近い原油高の要因としては正しくない気がする。

となるとやはり世界的な資金超過による投機マネーによるものだろうか。確かに世界的な株式のボラテリティの低下によるHedge Fundの利回り急低下、資金が行き場を失っているのは間違いない。となれば足の早いマネーのこと、一度売りとなれば、戻りは早いのかもしれない。しかしいくつかの投資銀行の予想を見ると、この原油高は来年も続くという予想が大半だ。ということは、世界的な資金のダブつきが短期的に調整される要素はなく、且つ堅調な需要が下支えもあることから、しばらくこの原油高は続くというこなんでしょうかね。

皆さんのご意見を伺いたいものです。
それにしてもガソリンを満タンにしたら8000円を近くというのはちょっとブルーです。本気でハイブリッド車に興味が・・・・。
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by flautebanker | 2005-09-23 23:19 | business


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