2005年 12月 11日

banker向きな人?

e0040531_241233.jpgとある学生に、
「金融に向いている人はどんな人ですか?」
と聞かれ、回答に詰まってしまいました。難しい質問ですよね。そもそも自分が金融に向いているのかもかなり疑問ですし。というわけで自分なりに考えてみました。
一口に「金融」といっても様々なフィールドがあるわけで、それを一纏めに論じるのは無理でがあります。というわけで自分が従事している投資銀行の仕事について考えてみました。ちなみにここでいう「投資銀行」とはFixed IncomeやEquity部門のSales & Trading業務は含まず、いわゆるBankingの仕事を前提とします。

まずこれは投資銀行に限った話ではないですが、論理的思考能力は大事ですね。我々の仕事の目的は究極的にはClientの企業価値を向上させることにあります。そんなシンプルなTaskであることの裏返しとして、それに至るまでの選択肢は無限にあります。Clientの問題点の想起、ニーズの捕捉、これらを踏まえたClientへの提案(そしてそれにかかる膨大な準備)、そしてdealのExecution。それに加えて、社内resourceの確保、効率的なprocessing(他dealとの同時進行)が求められるわけで、これには相当な現状認識能力プラス論理的なマインドが必要であることは言うまでもありません。ちなみにこういうマインドのある人は(これはまったくの私の個人的な意見ですが)数学が得意な人であるような気がします。ちょっと違うな「算数」ですかね。いかがでしょう?

e0040531_2423882.jpg投資銀行の商売はあくまで客商売です。従ってその多寡はともかく、どんなセクション、ポジション(駆け出しのアナリストでも、日本においては割とClientに接する機会があるように思います)にあっても顧客と対峙せざるをえません。ですから、これも当たり前の話かもしれませんがコミュニケーション能力は極めて重要ですね。Clientに会ってなんぼのBankerはなおさらです。やはりデキるBankerの方々はどことなく人間的に魅力的な人達で、社内であっても話していると自然と引き込まれてしまいます。もっとも社内の人くらい惹きつけられないと、Clientなんかついてくるわけないですよね。

もちろんこれは信頼感が前提となっているのでしょうけど、加えてこういう人は物事を効率的且つ効果的に伝えられる人であるように思います。
私が社会人駆け出しのころの先輩で、いつも課長に怒られている人がいました。そんな彼がある日課長にこんな説教をされてました。
「キミの話は長すぎる。しかも結論がなかなか出てこない。例えて言うなれば、私は野球の試合の結果を聞いているのに、キミは1回表から説明しようとする。それでは困るんだ」
まぁ正直この課長の能力もいかがなものかと思ってた私ではありますが、このときばかりは100%同意でした。

e0040531_247746.jpgまだあります。それは「知的好奇心」でしょう。投資銀行の仕事の大きな骨格は何十年と変わってませんが、Clientのneeds、取り巻く環境(経済・法律・会計等々)は日々刻々と変化しています。となれば我々も常にflexibilityを意識せざるをえず、常日頃新しい知識装備を心掛け、様々な情報をキャッチすべくアンテナを張ってないといけません。要は常に勉強しないといけないわけですが、人間、嫌な事は続けられませんよね。
だから「好き」でないといけないわけです。好奇心。

最後に、、、、、お分かりですよね。はい、「体力」です。No doubtです。

なんか読み返してみると「bankerに合っている人」というよりも、自分のあるべき像、理想像になってしまいましたね。あ、それと利益を追い求めるgreedinessは持っていて当たり前という前提です(笑)。

だって狩猟民族ですから。。。。
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by flautebanker | 2005-12-11 01:21 | business


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