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2005年 12月 12日 ( 1 )


2005年 12月 12日

Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks -- バイエルン放送交響楽団 --

e0040531_0423753.jpg先日、ヤンソンス指揮(写真)、バイエルン放送響の演奏会を聴いてきました。曲目は以下の通り。

ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』から前奏曲と「愛の死」
ストラヴィンスキー:バレエ組曲『火の鳥』
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番

本当にいい演奏会でした。特に1曲目のワーグナーは白眉。なんともいい表現方法が見つかりませんが、音がうねるように迫ってくる一方で、音楽はとても自然でした。それにしてもなんでこんなに音が分厚いんでしょう。脱帽。涙が出そうでした。
pp部分での弦楽器の繊細さといったら・・・。背筋がゾクッとするくらいでした。
あと木管がベルリンフィル並みだったら・・・。

火の鳥は、色々ミスはあったものの(トランペット・・・)、エキサイティングな演奏。クライマックスの迫力にはこれまた脱帽。ホルンはかなりお歳の方が(見る限りは)トップだが、本当に素晴らしいソロを聴かせてくれた。

ショスタコービッチの交響曲はもうヤンソンスの十八番。といっても初めて聴きましたが、素晴らしい演奏ではあるものの、ヤンソンスとワーグナーという意外な組み合わせによる、とてつももない名演の前には少しかすんでしまったかもしれません。あくまで個人的にはですが。

アンコールは2曲。最後のアルルの女の「ファランドール」はちょっと勇み足でしたが、コレも愛嬌ですね(ただスネアが叩きすぎたのには笑えた)。

e0040531_23151288.jpg以前のシェフ、ロリン・マゼール(写真右)と来日したとき(2-3年前?)も聴きにいきました。どちらかというとかつてのバイエルン放送響は、人工的な匂いのするマゼールの音楽作りの下、完璧に統率されたヴィルトーゾ・オケという印象でした。しかし新しい音楽監督であるヤンソンスはこのオケをがらっと変えてしまいました。バイエルン放送響は、奇をてらうことない自然な音楽を奏でるオケへと変貌しました。そして何よりも楽員の一人一人が本当に演奏を楽しんでいるように見えました。
(前回のマゼールの時は楽団員との不仲がピークに達していたときでしたから・・。しかしそれでもものすごい名演をやってのけるんだからすごい指揮者です、マゼール氏は。ちなみに私、マゼール氏の指揮のもと演奏したことがあります。その話は追々・・)。

今年は演奏会の当たり年だなぁ。少なくとも私個人的には。
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by flautebanker | 2005-12-12 00:44 | music