投資銀行家への道

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2005年 08月 31日

フルート

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なんか最近どんどん内容が金融からそれているような気もするが、まぁそれはよしとして、私は実はフルート奏者だ。といってももちろんプロではなく、単なるアマチュア奏者です。
小学6年生の時から吹いているので、吹き始めてからかれこれ20年「前後」が経つ。
(ちなみにフルートは子供用の楽器とかはないので、ピアノやヴァイオリンのように3歳から、、とかいうのは不可能なんです)

正直飽きっぽい私だが、このフルート、そしてオーケストラでの演奏はまったく飽きることがない。演奏会は小さいのも含めて年間4-5回はやってきたから、もう100回近いのかも。米国にいたころのLos Angeles Junior Philharmonic Orchestraが初めてのオーケストラで、それを皮切りにいくつものオーケストラで吹いてきた。

フルートのような管楽器は弦楽器のようにみんなで同じ旋律を演奏するというスタイルではなく、多くても3-4人の奏者がそれぞれ独立した旋律を演奏する。当然首席奏者にはいわゆる「ソロ」が与えられていて、仕事では味わえないなんともいえない緊張感につつまれることになる。ベタな表現だが、「もう心臓バクバク」状態だ。
ただし曲によってはソロが多かったり、逆に少なかったりして、演奏会の曲目を決める際には一喜一憂があったりする。

そんなソロの中にも、非常に綺麗な旋律だったり、それこそ他の人が完全にお休みで、オーケストラで演奏するのが自分だけになっちゃう、みたいなものまである。そういうソロを我々は「おいしい」と表現するわけだが、数あるクラシック音楽の中に、フルート奏者にとって「おいしい」曲は多数ある。
ただ「おいしい」には好みも問題もあるし、やたら超絶技巧を求められたりする場合もあったりするので各人にとって様々。もちろん目立つということでは共通しているのだが。

これまで何曲も「おいしい」曲を吹いてきたわけだが、頻繁に演奏されるメジャーな曲にもかかわらず、自分が未だに吹けていない「おいしい」曲がある。

クラシック音楽をあまりご存知のない方には、なんのこっちゃという感じでしょうが、あえて書くと、
- ドヴォルザーク 交響曲第8番
- ブルックナー 交響曲第7番
- ブラームス 交響曲第1番
- ラヴェル 「ダフニスとクロエ」
- ビゼー 「カルメン」 「アルルの女」
- Rコルサコフ 「シェエラザード」

そんな中、ついに今般「シェエラザード」を吹くことになりました!
かなり技術的にはしんどい曲ですが、もうソロのオンパレードの曲です。
とても綺麗な曲なので、ご存知のない方は是非聴いてみてください。

いずれにしても最低でも上の曲を全部吹かないとオケはやめられんな、と思う今日この頃。
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by flautebanker | 2005-08-31 23:32 | music
2005年 08月 30日

8月29日(月) 病人、遭難す。。。

今日は発熱でダウン。誰に移されたんだろうか。いずれにしても本当に社会人として情けない限り。

朝、かかりつけの医者に向かうも、なんと休診。
行くあてのない私はとりあえず駅の方にいけば、内科くらいあるだろうと高をくくり、炎天下の中ふらつきながら歩くも、な、ない・・・・。
いい加減足元がフラフラしてきた私は仕方なく交番にかけこみ相談するが、、、以下やりとり。

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by flautebanker | 2005-08-30 21:15 | diary
2005年 08月 27日

8月26日(金)

ばたばたした1週間も今日で終わり。アメリカ人の合理主義的な考え方を改めて痛感させる1週間だった。

それはさておき、今日は私の高校時代の後輩主催(Cちゃんお誘いありがと~!)の、同じ大学出身で外資系金融で働いている人の飲み会。
(当初30歳までの縛りだったらしいが、私の同期が強引に!?35まで広げたらしい。good catch!)
こういう集まり初めてだが、数年ぶりに会った人もいて、なかなか楽しかった。5-6社から20人くらいいただろうか。それにしても良くも悪くも結束の固い大学だな~と感じた。でもこうやって同業の仲間の知り合いが増えることはいいことだ。この中の誰かと将来同じ会社で働くことも十分ありえるしね。ちなみに店もなかなかgood。また行こうかな。

今日は飲み会をはしご。その後の友人との語らいも存分に楽しんで、帰ったの頃にはもう太陽が・・。

嗚呼、この週末で歳をまた一つ食ってしまう。
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by flautebanker | 2005-08-27 16:30 | diary
2005年 08月 25日

8月24日(水)

ここ数日直接儲け話ではないものの、ばたばたと忙しい。とはいえ、仕事は仕事。きっちりやり遂げないと。

今日前の会社(日系の投資銀行)でいっしょだった先輩(S氏)とランチ。S氏は同じ高校、大学ということもあり、かつてのチームメイトの中でも一番近しいと思っている(勝手に?)。
彼を含めて数人かは、かつての職場で色々な意味で苦楽を共にした仲で、そのときの話を始めるとみんな今でも止まらない。おびただしい数のエピソードがあり、もう何年前にもなるにもかかわらずその記憶は鮮明だ。本当に皆様にお伝えしたいのだが、いかんせん内輪ネタなので。。。本当にありえない職場環境ではあったものの、腐らずにやれたのもS氏をはじめ優秀な先輩がいたからだ。私は当時末席(日本風に言えば)であったが、当時吸収したものは今でも生きている。しかし思えば、生意気な後輩であったと思うが、みなさん本当に寛容な方々だったなぁ・・・としみじみ。そんなチームメイトの過半は外資へ転職し、みんながんばっているようだ。S氏は現在とある投資会社におり、大活躍だ。

色々話したが(くだらない話も多いのだが、それもまた良し)、バイサイドにいるS氏との会話はいつも刺激的だ。そんな彼との会話において、日本はマクロ的に色々な意味で潮目が変わってきているステージにあるなという点で意見が一致した。特に外国人投資家の動向に微妙な変化の兆しがある。政府は「景気の踊り場」を脱却したと宣言したが、ある意味それは正解。しかし踊り場の次にあるものは決してバラ色の上昇トレンドではないと思う。すべてがメルトダウンするような危機が近い将来あるとは思えないが、デフレ脱却の最終局面において、「浄化作用」の副作用としての淘汰はまだ終わってないし、やはり実体経済に沿った金利上昇が起きたとき、その流れは加速すると思う。最後の一波はきっと来る。それに耐えられるか、今後10年を決定づける最後の正念場かもしれない。
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by flautebanker | 2005-08-25 01:14 | diary
2005年 08月 22日

コンテンツ・ファイナンス

8月18日の日経金融の1面は、「コンテンツ金融 多彩に」と題して、昨今の映画・アニメといったコンテンツビジネスをとりまく様々なファイナンス手法について紹介している。
最近では、信託法改正であったり、新会社法に基づく有限責任事業組合(所謂日本版LP)等、諸制度面の整備が進み、これを利用した様々な資金調達手法が登場、13兆とも言われるコンテンツビジネスの拡大を後押しする、といった内容の記事だ。

確かにそうと言えなくもないものの、日本のこの分野における発達度は、米国のその成熟度と比較すると、恐ろしく劣後しているのが実情だ。色々な切り口のある金融の中でも、この分野の日米の差は本当に大きいと思う。米国がいかに発達しているかの説明はさておき、とにかくこの記事を読んで過去に苦労して仕上げたディールについて記憶が蘇ってきた(そんなに昔ではないんですけどね)。

私が携わった案件は2件、とある著名ゲーム作品の製作資金をファンド(本件では公募投信の形態であった)で調達する案件、そしてもう一つは、とある会社の保有する映画(日本人なら誰でも知っている映画)の「著作権」の一部を裏付けにSPC(特別目的会社)を使って資金調達をしたものだ。
これらの案件をクローズする過程で直面した問題は、大まかにいって(細かく書いていくと本当に一冊の本になります・・・)、

①コンテンツビジネスの規模の小ささ
②縦割り行政からくる法制度間の矛盾
③税務リスク


といったところか。

①については言うまでもないかもしれない。メジャースタジオの製作するハリウッド映画の製作費と日本のそれと比較すると、、、下手すると”0”が二個違う。当然それに付随するファイナンスの規模もそれだけ変わってくるわけであって、ファイナンサーの立場から言えば、高収益なビジネスであるとは決していえない。しかも前例のほとんどない分野であるから通常の案件よりも手間がかかる。本来外資系の投資銀行等は-他の分野でもそうであったように-発達した米国のマーケットプラクティスを日本に移植していくしていく立場にあるのであろう(もちろん法制度、資本市場の成熟度などベースがまったく異なる現状、簡単には移植できないのは明白だが)。しかし残念ながら求められる収益に対して、このマーケットは十分な見返りがない。よって市場は洗練されないまま、かつコンテンツは格安で外国へ流出し、、、まったくをもって悪循環であると思う。

②も切実な問題だと思う。たとえば上記の案件では「資産の流動化に関する法律」(所謂「SPC法」)著作権法が非常に重要な法律であったのでが、例えば(著作権法に基づく)著作権を、(SPC法に基づく)SPCに譲渡する、という行為だけでも数々の法律上の不備があった。細かくは書かないが、両方の法律条文を付き合わせて読んだ人はいなかったのではないか?と思えるくらいリンクしていなかったのだ。言うまでもなく、SPC法は金融庁、著作権法は文化庁の管轄だ。

③については、込み入ったストラクチャードファイナンスをやったことのある人なら、コンテンツに・ファイナンスに限らず、様々な局面で直面したことのある問題であると思う。ここであえてスポットライトを当てたのは、このコンテンツファイナンスという分野は前にも書いたとおり、前例がほとんど存在しない分野であることから、過去の実例の積み上げで得たある種「既成事実」みたいなものが存在しない。こういった場合、これまではこのように処理してきて、一度も当局から指摘されたことがないから、、、、という逃げ道がないのだ。一方で皆さんご存知の通り、税務当局からは、その解釈について外国と違い事前に「お墨付き」をもらえないので、ある意味見切り発車の状態で案件を進めざるをえなくなるのだ。繊細なストラクチャリングに基づいて組成される案件にとっては、事後的に当局がちょっと考え方・解釈を変えるだけで、そのストラクチャーが根本から崩されてしまうことがある、というのは致命的なのだ。

上記以外にも、例えば知的所有権である特許権を一つ譲渡するだけでも結構なコストがかかったりする。これによってグループ会社各社に散らばっている特許を新たに設立した特許管理子会社に集約する、といったような戦略を断念した会社は何社もある。
経済産業省を旗振りに次世代の日本の最大の輸出品として知的財産がクローズアップされているものの、そのさらなる発展には、数々の諸制度面の後押しが必要であると思う。

とまぁ不満たらたらになってしまったのだが、少なくとも私が携わった案件については、クライアントはもとより各省庁の現場の方々の真摯かつ多大なご協力があって、クローズすることができたことを最後に付け加えておく。
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by flautebanker | 2005-08-22 00:16 | business
2005年 08月 17日

8月17日(水)

今日は案件の事後管理系の仕事をこなしつつ、同業の人とマーケットについてしばし情報交換。現在取り組み中の案件の概要、それと最近クローズした案件について、いくつか興味深い話が聞けた。やはり当事者でないと分からないことは多し(当たり前だが)。


今日の新聞でちょっと目をひく記事あり。


東京コンサル、仏領ポリネシアでマグロ畜養
 M&A(企業の合併・買収)仲介などを手がける東京コンサルティンググループ(東京・港、前川健社長)は今秋から、タヒチ島を中心とする仏領ポリネシアでマグロの畜養事業に乗り出す。総投資額は約30億円で、うち6割はフランス政府と現地政府の助成金でまかなう。初年度に700トン程度、2010年に1300トンの生産を計画しており、全量を日本向けに輸出する。

タヒチ島に事業会社「ハオ・ペッシュアクアキュルチュール」を設立。資本金は1000万円で、フランスとスイスの投資ファンドが計56%、現地の漁業会社が28%、東京コンサルが15%出資した。前川社長は事業会社の会長に就いた



マグロです。MAの仲介を手がける会社がです。よく読めば出資比率が投資ファンド2社で56%で地元の漁業会社が28%。根拠はないですが、3社で28%ずつなんですかね。ですから、新聞記事はあたかも東京コンサル社が主導している事業のように読めますが(少なくとも見出しは)、そういうことではないんでしょう、さすがに。

しかし本事業は養殖ではなく、「蓄養」とのこと。そもそも聞きなれない単語だ。ちょっと調べてみると、「養殖」は、稚魚から育てたまぐろ。若しくは、卵からふ化させた完全養殖のことを指すのに対して、「蓄養」とは、若魚や成魚(成長した魚)、特に脂の薄い魚を捕らえて生け簀で育てた魚を言う。
ということは、「蓄養」は魚を捕らえる「漁業」とある種「養殖」的な要素を組み合わせたハイブリッド的なビジネスなんですね、きっと。初期投資も2事業分の設備を要するわけですから、相当に儲かるビジネスなんでしょうけど、果たしてマグロに脂肪をつけさせることにそんな付加価値が??

・・・・!そっか(私の勝手な推測ですが)、これはマグロの蓄養、つまり「大トロ」の生産ビジネスなんですね。全量が日本へ輸出。つまりタヒチの安い人件費で生産された「肥えた」マグロを日本人が大枚叩いて買い上げる、つまり魚に対する価値観のギャップに着眼した一種の(クロスボーダー)裁定取引と理解しました。
しかし江戸時代、大トロは食べずに捨てられていた部位だったと思います。いつから日本人はトロ好きになったんでしょうかね。
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by flautebanker | 2005-08-17 22:43 | diary
2005年 08月 15日

8月15日(月)

今日は昨晩友人と食べにいった焼肉が残ってて体が重い。。。昨日は駒沢の『東京園』。ちょっと値ははるがおいしい。とにかく昔から変わらない安心の味。ちなみに駒沢通りをはさんで向かいにある同じく焼肉の『かぶき門』、本当かどうかは知らないが、この2つの店の経営者は兄弟で、あまり仲が良くないとか。もっとも仲が良くないんだったらもっと遠くで営業すればいいのにと思うのは私だけだろうか。

今日はお盆休み、さほど忙しくもなく、ジムに行ってリフレッシュ!、、、、かと思いきや帰りは激のつく雷雨。帰るに帰れない・・・・。
何やってるんだか。私もandyathomeさんに見習って富士山くらい登らないと。。。無理か。。。。
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by flautebanker | 2005-08-15 23:47 | diary
2005年 08月 13日

8月13日(土)

今日は午前中から所用で渋谷へ。某大手CDショップでなんと同じ会社のM&AのヘッドであるMDに遭遇。これはびっくり。CDをまとめ買いに来ていたようだ。かくいう私も大量購入。私はかなりの音楽マニアなのです(その話は追々・・)

ついでに携帯電話も変えちゃいました。
実はつい先月Docomoからvodafoneに変えたばかりなのだが、その使い勝手の悪さ(特にメール関連)に絶望感を覚えていたところ、同じメーカーで新機種登場とのことで、思い切って機種変更(だいたい先月変えたときのvodafone六○木のショップの店員、知ってただろー!noticeしなさいと言いたい)。今回のはかなりの部分で改善されており今のところそれなりに満足。vodafoneショップも午前中にもかかわらず結構賑わっていました。それも、みんな同じ機種をお買い上げでした。ここのところ加入者が「純減」していたvodafone、2強1弱体制から脱却なるか??
(ちなみに私は802SHというのから903SHというのに変えました。黒です。)

ブログを始めて以来、色々な方からコメントを頂戴したりする中で、結構な数の同業の方も同様にブログを書いていることを知りました。しかし悲しいかな、情報管理を徹底しなければならない業界だし、各人の匿名性も担保しなければならないですから、具体的なdealの記述はありません。先週もおそらくほとんどの外資投資銀行が注目しているであろう案件に大きな動きがありました。でも当然それに関連したコメントはなく、かえってリアリティがあるなと。同時にこうやって色々な議論を交わしている皆さまもひとたびdealとなれば、ライバルであり、せめぎあいの対象なんだなとしみじみ思ってしまいました。今年もあと4ヶ月半(11月決算の方は-1ヶ月)、がんばりましょうね。
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by flautebanker | 2005-08-13 23:16 | diary
2005年 08月 11日

8月11日(木)

先日ばったり会ったかつての邦銀時代(現某メガバンク)の同窓同期H君とランチ。彼も何年か前に転職しており、現在は某金融情報ベンダーの敏腕セールス。ちなみに彼と私の同窓同期はちょうど30人。にもかかわらず今銀行に残っているのは12人。実に18人が転職している。家業を継ぐもの、まったく違う業種へ飛び込む者、はたまたボランティアで海外に行く者、みんなバラエティに富んでいる。しかし意外と外資系金融に移った者は少ない。

ちなみにこの18人/30人という離職率は、同期全体の中でも突出した数字であり、ある意味異常値ですらある。その評価はなんとも微妙だ。向上心溢れんばかりに銀行を飛び出して羽ばたいていったのか、それともそもそも最初に銀行に就職したことが各人にとって失敗であり、要は先見の明に欠けていたのか・・・。

いずれにせよ、何人か消息がつかめないものの、みんな元気にそれぞれの持ち場でがんばっているようだ。ちなみにまだ銀行に残っているM君は9.11の時にNY/WTCで勤務、で現在ロンドンで留学中だ。人生観、変わるだろうな。
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by flautebanker | 2005-08-11 23:59 | diary
2005年 08月 11日

8月10日(水)

どうにも最近体調が優れない。人間ドックにでも行こうかな。。

お盆中で、かつ例のごとくアメリカ人のbossは長期の里帰りで、どことなく穏やかな日々ではあるものの、動きの鈍かった案件が転がり始めた。今日はクライアントから依頼された宿題に取り掛かる、、、と思ったらもう終わってしまった。色々こなしているうちに自分の処理能力も知らず知らずの内に向上しているんだなぁとしみじみ。
しかしこの案件は実現すれば非常に面白い。色々な意味でエポックなものになると思う。ここでお伝えできないのが本当に残念だ。
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by flautebanker | 2005-08-11 02:00 | diary