投資銀行家への道

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2006年 01月 31日

コンサートを振り返って

e0040531_20205758.jpg先週の日曜日の演奏会ですが、なかなかの反響のようです。比較的大きなホールでしたが(新宿文化センター)、8割以上の客席が埋まり(ゲストの福田進一さんの知名度の貢献は甚大であったことは言うまでもありません)、大胆且つ甘美な山田さん(写真左)の指揮のもと、演奏自体もなかなか熱気溢れるものだったように思います。ご来場いただいた友人からも絶賛に近い評価を多数いただきました。

e0040531_21212153.jpg福田さんの演奏はやはり別次元で、アランフェス協奏曲は勿論ですが、アンコールで弾いてくださった「アルハンブラの思い出」は本当に息を飲む素晴らしさで(オケなしですからね-笑)、舞台裏で聴いてた私は思わず涙が出そうになりました。ギター一本で1500人近い聴衆を魅了してしまうのは本当にすごいですね。

e0040531_21275644.jpgで、シェラザード。個人的には久しぶりに悔いの残る演奏となってしまいました。本番でいくつかのテクニカルなソロを(思いっきり)はずしてしまったのもさることながら、練習期間を通じて痛感したのが、

「昔何気なくできたことができなくなっている」

という事実。こんな仕事をやってますから、練習時間がないのは仕方ないとしても、その一方で基礎的なテクニックが確実に低下してきていることを実感せずにはいられない日々でした。その自覚はあったのですが、

「そんなことはない。こんなはずはない」

と現実から目をそむけ、大した練習もせず本番に臨んだ結果、どうでもいいミスを連発。ちょっとした緊張ですぐに指が回らなくなるわ、楽器は鳴らないわ、もう散々でした。といいつつも年の功というかなんというか、それなりに聴かせるテクニックみたいなものは年々身についてきてますので(要はごまかし方ですね--笑)、皆さんには誉めていただいてますが、自分の演奏の出来・不出来はやはり自分が一番よく分かっており、そういう意味で「下手になっている」現実を突きつけられたような演奏会でした。

e0040531_2132781.jpgというわけで心機一転、自分の「腕」が落ちてきている事実にちゃんと向き合い、これからはしっかりと練習していこう、と心に誓った私でした。練習時間がないのは皆同じ(といっても中でもかなり少ない方であることは間違いですが)、フルートも、はたまた仕事も、今年はやれるだけやってみようと、逆にやる気がでてきたのが唯一の収穫でしょうか。
ご来場いただいた皆様、たくさんの贈り物ありがとうございました。このモエも頂き物です。
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by flautebanker | 2006-01-31 20:22 | music
2006年 01月 29日

何故音楽を続けるのか?

何とか演奏会乗り切ってまいりました。演奏はというと、、、、それはまぁ色々とありましたが、それは追々。

e0040531_2214579.jpgそれにしても仕事の傍らで、よくここまで続けられてるなと自分でも思います。周りの人からも「いつ練習してるの?」とよく聞かれますが、答えは「練習してません」となります(笑)。正確にいうと「家では」が枕詞として付きますけど。練習は専らオーケストラの練習のときだけです。つまり家ではまったく練習してません。だから練習では毎回必死・・・。

ここまで続けてこれたのも、逆に仕事が忙しいからこそ、音楽をやって心を入れ替える必要があるからでしょうね。ある種の自己防衛本能がそうさせてるのかもしれません。演奏しているときは完全に仕事のことは頭から吹っ飛び、音楽に没頭します。そのon-offの切り替えこそが、この仕事には必要なのかも、と勝手に思ってます(こじつけ?)。そう考えると同業者には芸達者な人が多い。玄人はだしの腕を持つ人が結構いたりします(私のは単なる趣味の域を超えませんが・・)。それにオーケストラの友人と自分と結びつけるのは音楽だけ。従って、ありとあらゆる業種・職種の人々が集まっているので、これは本当にすごい刺激。あまり仕事に結びつけたくないですが、結果として仕事につながっているのも事実・・。あーなんか打算的で嫌だなぁ。

さぁ、明日から仕事仕事。
皆さんがんばっていきましょう。

P.S.本日ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。取り急ぎ御礼まで。
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by flautebanker | 2006-01-29 22:05 | music
2006年 01月 22日

演奏会のご案内

e0040531_23441374.jpg以前投稿したとおり、私は念願のR.コルサコフ作曲、交響組曲「シェエラザード」を演奏することになったのですが、あれやこれやのうちに本番まであと1週間となりました。にもかかわらず、ただ今楽器が故障中。ま、まずいです・・。この曲、フルートにも数々の「ソロ」がありますが、ようやく自分に吹きたいイメージを掴んできたところなんですが、本番まであと一週間。もうちょっと熟成させたかったですね。。とにかく仕事が忙しくなってきていることもあり、なんとか倒れずに吹ききりたいところです。ちなみに今回ソリストとしてお呼びするギターの福田進一さんは、日本のクラシックギターの第一人者であり、最近大人気の実力派美人ギター奏者村治香織さんの師匠だそうです。

ご興味のある方はご連絡ください。チケット、お譲りいたします。

アマデウス・ソサイエティー管弦楽団 第26回演奏会
2006年1月29日(日) 開演13時30分 開場14時
新宿文化センター

C.Nielsen アラジン組曲
J.Rodrigo アランフェス協奏曲
Rimsky-Korsakov シェーラザード

指揮:山田 和樹
ギター:福田 進一

http://amadeus-society.hp.infoseek.co.jp/
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by flautebanker | 2006-01-22 23:56 | music
2006年 01月 22日

息抜き --雪とロナウジーニョと「のだめ」--

e0040531_1493523.jpg今週はあまりの忙しさに若干グロッキー気味でしたが、何とか乗り切り、本日はちょっと一息。海外からお読みいただいている方もいらっしゃるようなので、今日の東京の本格的な積雪の様子を。それにしてもこれだけの積雪、随分と久しぶりのような気がします。温暖化、ということなんですかね。私の車、完全に雪で埋もれてしまいました。

それとこちらは先日TVでも観た衝撃映像。
これはCGなのか、実写なのか。ご存知の方がいらっしゃったら是非教えてください。
ロナウジーニョの衝撃映像

e0040531_150152.jpg何気なく本屋に行ったら、「のだめカンタービレ」の新刊(14巻)を発見。
クラシック音楽を題材にしたマンガですが、マンガといっても侮ることなかれ。得てしてこのテのもの(マンガに限らずTVドラマ等も)は、若干オーケストラを知っている私などからすると、「こんなのありえねー」という場面に次々と遭遇しがちですが、このマンガは違います。オーケストラをやっている私でもふむふむと頷けるくらいのリアリティー感がありますし、かなり笑えます。最近相当売れているようです。皆様も是非お試しあれ。私は何気なく買った1巻を読み終えた直後、本屋へとダッシュ、2巻から13巻までを買いに行ったくらいですので(笑)。
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by flautebanker | 2006-01-22 01:50 | diary
2006年 01月 16日

4年周期?~W杯Yearに何かが起こる!?~

e0040531_1173882.jpg前にオフィスで話していたトピックが、「ワールドカップの年には必ず何かが起きている」という話。振り返ってみると、確かに何かが起きてます。それもnegativeな事象ばかりです。
1990年、この年はイタリアでW杯が開催され、西ドイツが優勝した年です。言わずもがなこの年はバブル崩壊の年であり、前年の大納会で日経平均は最高値38,915円87銭をマークしたののをピークに、翌90年3月に大蔵省から「土地関連融資の抑制について」(所謂「総量規制」)が通達され、この人為的な急ブレーキが自然な景気後退を加速、ついにはバブルが崩壊しました。

そしてその4年後の94年。W杯はアメリカで開催され、ブラジルが優勝しています。この年、アメリカにおける急激な利上げが実施されました。92年9月から94年の2月まで17ヶ月間FFレートを3.0%に据え置いた後、その後2ヵ月半の間に0.75%引き上げ、最終的には1年後の95年2月までに合計3%も金利を引き上げました。この結果、当時最も心配されていたインフレは完全に押さえ込まれましたが、経済成長も減速しました。為替にも影響し、翌年円ドルは80円を切り、メキシコ・ペソが暴騰。ついにはメキシコ危機まで引き起こされる結果となります。各投資銀行の債券部門(Fixed Income)は一様に大打撃を被りました。

98年。フランスW杯。日本初出場のW杯ですね。この年はロシア危機に端を発した金融危機がマネーの質への逃避を促し、クレジット市場が機能しなくなりました。ヘッジファンドのLTCMが破綻したのもこの年です。これにより多くのBank、Investment Bankがまたもや大打撃を被りました。

そして2002年。98年の金融危機からネットバブル、ITバブルをはさみ、金融市場が危機を迎えます。そう、2001年の9月11日のテロによえい株式市場が停滞している中で、エンロン、ワールドコム(旧MCI)の破綻により資本市場はまた機能しなくなります。マネーは4年前と同様、質への逃避が顕著となりました。この年の投資銀行の収益の落ち込みは激しく、リストラも過酷なものでありました。Wall Street、Cityはもちろんのこと、東京でも同様でした。ちなみに書くまでもないですが、W杯は韓国・日本の共同開催でした。

そして2006年。ドイツW杯。
何が起こるのでしょうか。米国住宅バブルの崩壊?大手自動車メーカーの破綻によるクレジットクランチ?それとも・・・?
答えは12ヶ月以内に出ます。
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by flautebanker | 2006-01-16 01:56 | business
2006年 01月 10日

Deal Toy

昨年クローズした案件の"deal toy"が届きました。
これはdealの記念に関係者に配られるトロフィーのようなもので、ファイナンスの案件の場合、dealの名称(加えてnicknameなどあれば)、そして我々アンダーライターのロゴが一番目立つところに鎮座し(笑)、発行体・債務者、総額、クロージング日などが記載されており、大抵はその発行体にちなんだ絵柄や模型の形をしています。その形になぞられて"tombstone"(墓碑)と呼ぶこともあります。今回いただいたのは透明アクリル製のシンプルな直方体で、まさに「墓碑」といった風情ですが、結構変わったものもあります。よく見かけるのは航空機ファイナンス系の飛行機の模型タイプでしょうか。

このdeal toy、たががtoyですが、何か目に見えるものを作り出す仕事と違って、私達の金融の仕事は何かdealをやり遂げても大抵の場合何も物理的には残りません。例えば新商品を開発するとか、何かを販売するとか、作るとか、建てるとか。そういえば私が駆け出しの銀行マンだったとき、とあるお客さんの保有する土地の有効活用として、マンション建築の購入資金を融資したことがありましたが、そのマンションは今の通勤経路途中にあるので、通るたびにちょっと自分の仕事の足跡のように思えて、誇らしい気分になったりします。
(もっとも色んな面で辛かった銀行員時代を思い出すのに充分なモニュメントでもあるわけですが・・・)

Investment Bankingの仕事を始めて何年かたちますが、Deat Toyもだいぶ増えてきました。ただそんなToyを眺めて感傷に浸ったりするのはもっと先になるでしょう。たくさんのDeal Toyを誇らしげに自分のオフィスに飾れる日がいつか来ることを信じて、今はdealに邁進する毎日です。
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by flautebanker | 2006-01-10 23:18 | business
2006年 01月 10日

竹中内閣?

小泉首相の後継レースは年を明けて、にわかに盛り上がってますね(少なくともマスコミ報道上は)。マスコミ各社は候補と呼ばれる人達の年始のコメントの一字一句からなんとか「出馬宣言」に結びつくようなタームを汲み取ろうと必死ですね。結果、相当強引な解釈による○×氏の「出馬宣言」報道が相次いでおります。ただコンセンサスとしては、昨年12月に小泉首相が外遊先のマレーシアで安倍官房長官に対して、「チャンスはそう来ない。逃げたらだめだ。」という発言をしたことで、ほぼ内定ということになっているようです。

e0040531_244454.jpgそれでも消えないのが「竹中内閣観測」です。TV出演時に、「歌手のすべてがレコード大賞を目指しているとは限らないでしょう。別の道を目指す歌手がいてもいいでしょう」なんて言い切ってますし、最近も「ありえません」と完全に否定してます。とはいえ今やなんでもありの政界ですから、学者出身で、参議院議員である竹中氏が最後の最後で出馬するなんてことは十分ありえる話でしょう。

個人的には、竹中内閣は「あり」だと思ってます。それはテクニカルに可能かどうかという議論ではなくて(安倍氏が次の次の総理を狙っているからそのつなぎで、とかいう議論)、派閥に属さず、良くも悪くも「しがらみ」のない彼が総理になったら面白いなというレベルの話です。賛否両論はあったものの、彼があそこまで銀行を追い詰めた結果、それまで遅々として進まなかった不良債権問題が一応の解決をみたのは事実です。そんな彼が首相として辣腕を振るったら、、と考えるだけでも色々と期待を抱かせる感じではあります。

はたから見ても極めて合理主義者の小泉首相は、悪く言えばドライです。究極的には自分の推し進めた路線を継承することが彼の中で確認できさえすれば、極端な話、後継者は誰でもいいんじゃないかなと思います。となれば、小泉首相と共に一心同体で改革を進めたきた竹中氏はそういう意味では一番の適任者なのかもしれません。

今では政治家以上に政治家らしい竹中氏のこと、権謀術数はお手の物かもしれません。となれば、「自分から意欲があると言ったら潰される。だから今はひたすらその意思は絶対に表には出さず、その一方で小泉改革の継承者であること十分アピールしていれば、誰かが自分を担ぐ局面があるはず。自分が首相になるにはこれしか可能性がない・・・・」くらいのことは考えるでしょうね。

いずれにしても最近報道されている山崎氏とか武部氏などは勘弁してほしいところです(笑)。
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by flautebanker | 2006-01-10 02:11 | diary
2006年 01月 08日

IKEA & BALS STORE

全世界的に知名度が高いにもかかわらず、日本ではまだ浸透していないブランドって結構ありますよね。世界第二位の経済大国である日本ですから、大抵のものはあるわけですが、それでも例えば洋服のブランドで言うと、あれだけアメリカで人気のBanana Republicなんかはつい最近日本に進出してます。同じくアメリカで絶大な人気を誇るAbercrombie & Fitchも未進出です。
(このAbercrombie & Fitchは先日、日本進出について白紙撤回したという報道がありました。日本法人も既に設立済だったそうですが)

e0040531_392120.gifそんな中、私個人的に待ち焦がれていたブランドがついに日本進出を果たすそうです。それはスウェーデンのホームファニッシングの巨人、IKEA(イケア)です。北欧ブランドならではの洗練されたデザイン、そして何よりもリーズナブルな価格設定(少なくとも海外では)、実に魅力的です。

e0040531_3261572.jpgそういえばインテリアといえば、私の家の近くにBALS Tokyoなるショップが昨年openしました。「Francfranc」を手がける「バルス」の新形態のショップです。なかなか見応えのある店ですので、是非皆さん行ってみてください。イタリアの若手デザイナーと組んだ洒落た家具のほか、キッチンツールやステーショナリーなど、スタイリッシュな家具や雑貨が満載です。それに加えて、白金台のスイーツショップ「レトル・ダム-ル」のカフェや、ヘアサロン。アロマ酸素バー、ドッグサロンなんてのもあります。そして忘れてはならないのが、日本が誇る家電デザイン集団、amadanaの 直営店もあります。魅力的なプロダクト揃いですが、中でもこのコーヒーメーカーはかなりそそられます。

Abercrombie & Fitchに関する報道
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by flautebanker | 2006-01-08 03:29 | mono/物欲
2006年 01月 05日

FIG

皆様、あけましておめでとうございます。
本年も本ブログをよろしくお願いいたします。

e0040531_1325091.jpgそういえばこの新年、また合併によって新たなメガ金融機関が誕生しました。
思えば、かつて大手金融機関と称される企業体は23もありましたが、所謂「金融ビッグバン」を経て、その数は今やもう8。
このような大規模且つドラスティックな改革が実施された業界はありません。とかく物事の決断のかかるスピード感に乏しいとされる日本ですが、この金融機関再編にかかる改革の歩みは結果的にはグローバル対比においても遜色ないペースだったのではないでしょうか。

また好調な株式相場をリードするような格好で、銀行株はここ数ヶ月で飛躍的に上昇しました。が、足元の業績をよく見てみると、貸出Exposureの増加を牽引しているのは不動産関連であり、一般法人向けexposureはさほど増加していません(もちろんシンジケートローン等の活用によりむやみに貸出金残高を積み上げる運営はもはやしていないという事情もあるでしょう)。また貸出金にかかる利鞘も銀行間の競争激化による低下傾向は止まっておらず、またそれを補うだけの手数料収入が伸びているかというと、それほどまでの力強さはありません。

従って世間で言われているように銀行が完全に復活したというには若干時期尚早で、今まさにスタートラインに着いたところであると思います。
今後、証券取引法65条の課題(いわゆる銀・証の融合)、郵貯を含めた政府系金融機関の再編・民営化等、これからが金融再編の第2幕といえるのではないでしょうか。

こうしてみるとFIG (Financial Institutions Group=金融機関を担当するBankerのチームをこう呼称します)のbusiness opportunityはまだまだ豊富であり、引き続きhotなsectorであることに疑いの余地はないと思います。
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by flautebanker | 2006-01-05 01:33 | business