2005年 11月 22日
久しぶりに演奏会に行ってきました。今回は世界最高峰のヴィルトーゾ・オケである「ベルリンフィル」。指揮はもちろん若き音楽監督、「天才」ラトル氏です。 プログラムは、 ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲 アデス/アサイラ R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」Op. 40 今回の来日はNHKホールでの演奏会(皇太子さまもいらしたようです)とこのサントリーでの演奏会のみ。当然チケットはプラチナパーパー化し、ヤフオクでの価格もバブル化・・。 なんとも奇妙ですが、今年この「英雄の生涯」を聴くのはなんと3回目。 チケットをもらった名古屋フィルに始まり、バイエルン国立管弦楽団、そして今回のベルリンフィルでした。 演奏はといえば、言葉では表現できない空前絶後の名演でした。特にベルリンフィルの管楽器陣の音の鳴り方はもはや人間業ではなく、スピーカーでも付いているのか??と思わせる音量そして緻密なアンサンブル。緩急・強弱が目まぐるしく変化するラトルの指揮に完全に、そして自然に合わせていく各奏者たち。そして何よりも彼らが一番音楽を楽しんでいるようです。私自身、フルートを吹きますので、「牧神の午後への前奏曲」は当団のスーパースターであるパユ氏がソロフルートかと楽しみにしていましたが、演奏したのはもう一人の首席奏者、重鎮ブラウ氏でちょっと残念でしたが、それを吹き飛ばす名演。ブラウ氏も素晴らしかったです。 英雄の生涯はなんともエキサイティングな演奏で、日本が誇るコンサートマスターの安永さんのソロも素晴らしく、そして最後のコラールの響きの美しさといったら、、、、。最後の音が鳴り終わっても、ホールの聴衆が身動きがとれず十数秒ホールが静寂に包まれた事実が演奏のすごさを物語ってます。TVカメラも入ってましたから、いずれ放映するのでしょう。みなさんも是非ご覧ください。 こんな演奏に出会えるから、演奏会通いはやめられません。
by flautebanker
| 2005-11-22 01:13
| music
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アバウト
20代後半に日本の金融機関から外資系投資銀行へ転職。毎日悪戦苦闘しながらディールを追っかけていく日常を徒然なるままに。一流の金融マンへの道は遠く険しい。。。 by flautebanker カレンダー
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