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投資銀行家への道

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2005年 08月 25日

8月24日(水)

ここ数日直接儲け話ではないものの、ばたばたと忙しい。とはいえ、仕事は仕事。きっちりやり遂げないと。

今日前の会社(日系の投資銀行)でいっしょだった先輩(S氏)とランチ。S氏は同じ高校、大学ということもあり、かつてのチームメイトの中でも一番近しいと思っている(勝手に?)。
彼を含めて数人かは、かつての職場で色々な意味で苦楽を共にした仲で、そのときの話を始めるとみんな今でも止まらない。おびただしい数のエピソードがあり、もう何年前にもなるにもかかわらずその記憶は鮮明だ。本当に皆様にお伝えしたいのだが、いかんせん内輪ネタなので。。。本当にありえない職場環境ではあったものの、腐らずにやれたのもS氏をはじめ優秀な先輩がいたからだ。私は当時末席(日本風に言えば)であったが、当時吸収したものは今でも生きている。しかし思えば、生意気な後輩であったと思うが、みなさん本当に寛容な方々だったなぁ・・・としみじみ。そんなチームメイトの過半は外資へ転職し、みんながんばっているようだ。S氏は現在とある投資会社におり、大活躍だ。

色々話したが(くだらない話も多いのだが、それもまた良し)、バイサイドにいるS氏との会話はいつも刺激的だ。そんな彼との会話において、日本はマクロ的に色々な意味で潮目が変わってきているステージにあるなという点で意見が一致した。特に外国人投資家の動向に微妙な変化の兆しがある。政府は「景気の踊り場」を脱却したと宣言したが、ある意味それは正解。しかし踊り場の次にあるものは決してバラ色の上昇トレンドではないと思う。すべてがメルトダウンするような危機が近い将来あるとは思えないが、デフレ脱却の最終局面において、「浄化作用」の副作用としての淘汰はまだ終わってないし、やはり実体経済に沿った金利上昇が起きたとき、その流れは加速すると思う。最後の一波はきっと来る。それに耐えられるか、今後10年を決定づける最後の正念場かもしれない。

by flautebanker | 2005-08-25 01:14 | diary


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